Web業界の"アクセシビリティ"あれこれ

Web標準の日に聞いた"アクセシビリティ"の位置づけのまとめ。

  • 慈善事業というよりもビジネス的要素(社会的責任が強調された感じ)
  • 障碍者向けにサイトを変えるというのは多少時代遅れ。
  • 最近では障碍者はデフォルトで考慮するもの
  • 今後課題になっていきそうなものは、携帯電話やNINTENDO DSのようなモバイル端末や、家電に組み込まれていくブラウザへの対応
  • 他のサイトがWeb標準に準拠したものが増えるとSEOの有利な部分は薄まる。
    (私見だと、SEOで有利と言われているのは時間の問題かと)
  • けど、アクセシビリティの基本はMachine Readable/Understandable。
  • アクセシビリティへの対応はネガティブに捉えるべきものではなく、やらないと大きな機会損失をしてしまうことと捉える。

6/47が意味するもの。

accesskeyについてです。IEやFirefoxなどの視覚系ブラウザでは、あまり使う人がいませんが、Altボタンとメニューバーの「ファイル(F)」のカッコの中の文字とファイルメニューが出てくるという優れもの。キーボードショートカットを使う人なら知っていることでしょう。(Macintosh環境ではコントロールボタンのようです)

これをブラウザの閲覧画面でも使うことができます。a要素にaccesskey属性として値にアルファベッドを入れるて完成です。

例) <a href="filename.html" accesskey="c">hogehoge</a>

これで、Win版のIEだと[Alt+C]でhogehogeというテキストにリンクのフォーカスがあたります。話の前提はここまでで、ここからが本題です。

6/47。この数字分かりますか?47都道府県中accesskey属性を指定している自治体のサイトの数です。わずか6。どうして付けた、付けてないかは定かではありませんが、これはちょっと悲惨な数字。そこで今日はaccesskeyについて調べてみました。

ドラマの電車男に出てきたマウス

ドラマで電車男が利用しているマウス。ふと気になったりしてませんか?

あれはコクヨのマウスです。形が斬新すぎるのでしっかりと覚えています。学生時代に大学の売店で売ってました。(今も売ってるのかな・・・)

このコクヨのマウス、ユニバーサルデザインなマウスなんです。実際に使ったことはありませんけれど、触ってみると線対称の形になっているので、右利き、左利きも関係なしに利用することができます。

ユーザビリティとライカビリティ

ユーザビリティやアクセシビリティは何回か取り上げてきましたけど、ライカビリティというのはあまり耳にしない言葉です。これはいわゆるサイトの美しさとか魅力さとかいう意味です。僕個人はライカビリティというのは、ユーザビリティの一つだと考えています。

意外と語られていないこのライカビリティ。今日はそのことについてちょっと書いていきます。

テーブルレイアウトでそんなに悪い?

CSSが普及して、テーブルレイアウトが悪いかのような印象を持たれ始めていますけれど、実際にテーブルレイアウトがそんなにアクセシビリティに影響するものかを検証してみました。

検証してみたサイトはテーブルレイアウトをしている広島大学です。

アクセシビリティに配慮しているらしいです。(サイトの下のところに明示されています)

ブラウザは音声ブラウザを使おうと考えてましたけれど、トライアルが切れていたのでLynxを使ってみます。

まず、トップページを開いてみたのですけれど、「え?本当に配慮しているの?」と目を疑う光景がでてきました。

広島大学のサイトをLynxで表示したもの

必要に応じて代替テキストが必要だと思うのは私だけでしょうか?音声ブラウザでは代替テキストがないと、ファイル名をそのまま読みます。Lynxでは代替テキストがないと、ファイル名をそのまま表示します。Lynxで表示させたものを見て頂けるとわかるのですけれど、ファイル名がそのまま出ています。つまり、代替テキストがないんです。

かりにもトップページにアクセシビリティ配慮してますとか書いているんですけれど。画像に代替テキストを入れるのは必要ではないかとおもわれます。

肝心のテーブルに関してどうかというと、とりわけ難なく表示されています。

順番も人間の目が自然と向かうようになっていて、わかりやすいものにはなっていました。

同じように大阪市のサイトのトップページも見てみました。こちらは画像に代替テキストがついています。ちょっと気になったのはメニューが多くて、見出しが欲しいところですね。

それでこちらもテーブルレイアウトで作られているサイトなんですけれど、しっかりと左から右へと表示されています。とくにおかしいという読まれかたもされていません。

2つしか見ていないので結論づけるのはちょっと強引かもしれませんけれど、テーブルレイアウトはそんなに悪くないというのが私の見解です。

もちろんきちんとしたマークアップだった場合ですけれどね。採用する場合には必ずオーサリングソフトだけで検証せず、きちんとソースを見たり、Lynxで確認をとっていく必要はあると思います。(念のために)

それにしても広島大学のように堂々と「アクセシビリティに配慮しています」というような書き方はマズイと思います。

だってそれでアクセシビリティに配慮してない部分が見つかった場合、恥ずかしいですよねぇ。第一押しつけがましいというのが私の意見です。

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