当初は5月の頭にアップの予定が大幅に遅れてやっと明日リリースです。どんなサイトとかは伏せておきますが、今回のプロジェクトで制作会社の苦労を思い知らされました。で、どうして遅れてしまったかをとても冷静に分析して、納期を延ばす8つの秘訣を考えてみました。

クライアントのモチベーションの低さを制作者側に波及させる

中の人が積極的でない場合、ディレクターはそのことをプロジェクトのメンバーに声を大にして伝えてあげましょう。こうすることで、制作側のモチベーションを落とすことができます。クライアントのモチベーションが低いことを知ると、提案しても通らないと思いやすくなり、いい提案は次の案件に使おうとするようになります。これによって、生産性が落ちてしまい、通常の約1.2倍の時間がかかってしまいます。

クライアントの意志決定を遅くする

クライアントの意志決定が遅くなると、ディレクター含め「じれったい」気分になります。この「じれったい」が積もると、プロジェクトに関わる人全員のモチベーションを下げることができます。

時間の見積もりを見誤まる

ディレクターが作業工数を誤ることで、リリース直前で「SSLはどうしよう?」「問い合わせフォームのメールはどうしよう?」といった問題をスタッフに投げかけます。そのたびに、実作業をする人は残り時間と作業時間のせめぎ合いを強いられてしまいます。そして、短時間で多くのことを実装することを望まれると、作業上でのミスが増えてしまい、結局ふりだしということもあります。これで通常以上の時間がかかってしまいます。

ちなみに、ミスなく作業をこなしても、労をねぎらわずに今後も仕事をすると、今後のプロジェクトの進行にも良い影響を与えますので、是非放置しておくことをお奨めします。

すべてのページにカンプが必要になるぐらい作り込ませる

すべてのページにPhotoshopやFireworksで作ったカンプが必要になるぐらいに作り込ませるのも、手です。コツは、最初にトータルで何ページ必要なのかを言わずに小出し小出しに彼らのタスクを増やしていく方法がベストです。これによりデスマーチの始まりと感じ、デザイナのモチベーションを大幅に減らすことができます。

素材の調達を遅くする

デザイナにとってクライアントからいただく素材は貴重です。それが普段撮影するには難しい専門的な画像となれば、その貴重度は増します。さらにだいたいはクライアントもそのような画像を使ってほしいと思うので、デザインを通過させやすくなります。これを先延ばしにしたり、カンプを一通り作った時点で「これがあるんだよ」とニヤニヤしながらデザイナに見せてあげると、デザイナには二度手間が発生しているので、素材を調達を遅くすると、通常の約1.5〜2倍程度の作業時間をかけることができます。

プログラムの仕様もなく作らせる

「とりあえず作ってみてよ」これがプログラムを開発をスタートさせる合い言葉です。これにより、何を作ればいいのか、何をもって完成とするのかわからない中で開発しなければならないので、よく言われるデスマーチを起こしやすくなります。また、仕様書も口だけで進めると、後々の仕様変更にも柔軟に対応しやすいのでこれはオススメです。

納期を最後の最後まで隠す

プロジェクトが長引けば長引くほど、プロジェクトへ対するモチベーションはゆっくりと下がっていきます。そして、プロジェクトのゴールが見えないと、そのモチベーションの下がり具合が通常の二倍以上に加速します。そして、スタッフから「リリース日はいつですか?」と訊かれたら、「(クライアントがどうこう言って、)追々決めていきます」とスタッフに言い放ってその場をあとにすると、より一層スタッフのモチベーションを下げることができます。

ちょくちょくと修正がくる

制作をしたり開発に集中している中で、こまめに修正が入るとスタッフはノリノリなところを邪魔したと感じてしまい、一気にモチベーションのダウンが望めます。たとえ制作中でもミスがあったら逐次スタッフに報告し、早急に修正をさせて、リンクのミスや変数のスペルミスがないようにしてましょう。ポイントは、スタッフがものすごく集中しているときをねらうということです。

と自分のモチベーションが落ちたときをマネージャ目線で書いてみましたが、生々しいですな orz。もしプロジェクトを前倒しできるぐらいに進めたいとしたら、上にあるようなことはしないように、させないようにスタッフ全員に働きかける必要がありそうです。そのあたりが自分では甘かったかと思います。とりあえず、3ヶ月ほかの案件がほとんど進められずにいたので、また明日から頑張りますよ!まずはビールで乾杯!