先週土曜日は上野にある国立西洋美術館へ行ってきました。
美術館は今までちょっと苦手意識からか近寄りがたいものがあって、上野で写真を撮るにしても素通りするぐらいでしたが、今回は勇気を振り絞っていってみました。

実際の絵画って迫力あります。特に展示室の一番最初にあった「グイド=カヴァルカンティの亡霊に出会うテオドーレ」は3メートル近い高さの絵で、いきなりその迫力と今にも動きそうな絵に圧倒されてしまいました。ちょっと引きで見てみても、やはり大きさには圧倒されてしまうほどです。

個人的に印象に残った絵

印象に残った絵はルノワール「帽子の女」、ジャン=フランソワ・ミレー「春」、クロード・モネ「睡蓮」。

「帽子の女」は、透明感あるヴェールに引き込まれてしまいました。単純に見れば白い線が顔の周りにちょんちょんとついているのに、どうして、透明だと僕は思ってしまったんだろうと。そして、人の肌の柔らかさまで伝わってくるような手の描写。これもまたすごいと思わされることでした。

「春」は、ピンクの布をまとった女の子が裸の少年が手にしている鳥の雛にえさを与えている絵です。展示室の中で唯一明るく鮮やかな絵だったので気に入っちゃったのかもしれませんが、このピンクと森に生えている木々の緑のコントラストがたまりません。

「睡蓮」は一番見入っていたかもしれない作品です。展示室にはモネの絵ばかりが集まっている場所があるのですが、そこに写っている絵には必ずと言っていいほど水面が写っています。その水面を使った絵っていうのが、写真にもつながると思って印象に残っています。その中でも「睡蓮」というのは、水面に反射している草と、水で透明度的に隠れている草がだいたい識別できるほどに色の微妙なバランスを保っているというところに印象を受けました。

初めての美術館で、ひとりで行っても楽しめるかなという不安はありましたが、じっくりと注意深く、自分がどうしてこの絵に感動を持ったのか、写真の構図でいうとこれはどれだ?ということを考えながら鑑賞しているとあっという間に時間が過ぎていました。予定がカツカツだったので、また時間を見つけて行ってみたいなと思っています。

ちなみに、2月14日までは常設展示は50周年記念で無料のようですので、是非足をはこんでみてはいかがでしょう。